豆知識

加盟店手数料ダンピング競争

投稿日:2016年11月6日 更新日:

加盟店の手数料はリスクによって決まる!

カード会社にとっての経営の最も大切なことはいかに良質の加盟店を多く抱えることができるかということです。質の高い加盟店を多く持つことによりカード取扱高も増え、またカード利用頻度も高まるので新規顧客を獲得するのも容易になるのです。そのためカード会社はカード発行(イシェア)をするとともに加盟店開拓(アクワイアラー)をすることが重要な仕事なってきます。この加盟店はカード利用の広がりを受けて多岐の分野にわたっていて業種ごとに加盟店手数料というものがある程度決まっているのです。(各加盟店はカード売上高の数パーセントをカード会社に支払う契約となっている)。手数料率の設定は回収が高リスクの業種、たとえば飲食店、バーなどは比較的高く設定されていますし儲けの少ない薄利多売の量販店、コンビニなどは低く設定されています。この手数料=カード会社が優良会員を店に送り込んでくれることに対する「謝礼金」と考えるといいでしょう。

悪質な加盟店に注意!

しかし中には悪質な加盟店がありカード会社へ払うべき手数料をそっくりそのまま会員に押し付けている場合があります。これらはとくにバー、クラブや飲食店、量販店などでよく聞かれます。こういったケースは明らかに契約違反であるため、カード会社(アクワイアラー)はこのような悪質な加盟店に対して注意、徹底した管理や指導をすべきです。それでもなお改正がなされない場合は加盟店の契約を破棄するなどといった厳しい措置をとってほしいものです。しかしカード会社は加盟店を失いたくないためそのまま見過ごすことが多くこの様な悪質店は後を絶たないのが現状なのです。

andrebarreto / Pixabay

手数料のダンピング競争

最近で話題となっているのが手数料のダンピング競争です。異業種がアクワイアラーとして参入してからは特にこの傾向が強くなりました。4%台だった平均手数料率が今は3%を下回るところまできています。たとえばトヨタファイナンスや三井住友カードなどは、アクワイアラーとして加盟店を開拓する際同時にiD、QUICPayなどの電子マネーを抱き合わせて売り込みます。すでに他社が参入している店に対しては電子マネーを導入することにより手数料を引き下げられるという有利な条件で勧誘することもあるようです。結果それまでの相場が崩壊し各社の値引き合戦が始まり激しい競争が行われているというのです。「他のカード会社よりお宅はどれくらい安くしてくれるの?」といった加盟店からカード会社への問い合わせも増えているようです。カード会社の収益はこのダンピング競争でますます圧迫されています。

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